再び国際協力の現場へ、念願のアフリカ派遣

　OB会活動を行っていく中で若い人たちの協力隊への思いを受け止めているうちに再び国際協力への想いが、絶ち難くなってきました。日本経済新聞の全国版で「サラリーマン」という連載記事があり、色々な活動で頑張っているサラリーマンが紹介されていました。1999年夏にこの連載記事はボランティア休職を特集し、何人かが紹介されました。その中の一人として私に白羽の矢が立ったのです。記事では、私が協力隊に参加することになった経緯や派遣中のエピソード、現在の状況、そして将来への思いが3日間連載されました。

　掲載後の反響は非常に大きいものでした。将来への思い、即ち国際協力の現場に再び立ちたいと語ったことが大々的に掲載されてしまいました。友人たちから寄せられたメールなどには、職場に何か影響が出ないのかという心配の声が多数を占めました。けれども、遣り残したことがある、また国際協力の現場に行きたいという気持ちを抑えることが出来ませんでした。

　とうとう、青年海外協力隊事業の後方支援や新たな隊員の派遣先を開拓する業務などを行うボランティア・コーディネーター（調整員）の選考に応募しました。

　選考は幸いにして合格という結果をいただきました。派遣先はザンビア共和国。遂に念願のアフリカ派遣が決まった瞬間でした。